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性別診断テストで赤ちゃんの性別を知りたい!クアトロテストやNIPTでも分かる?

赤ちゃんの性別はどちらでもよく、健康な赤ちゃんが生まれて欲しいという考えはどの妊婦さんも同じ思いでしょう。

しかし、赤ちゃんの性別がわかっていれば事前に名前を考えたり、ベビー用品を揃えたりすることができます。最近では性別診断テストによって性別が事前にわかるようになりました。

ここでは、赤ちゃんの性別がわかる時期や性別診断テストの内容・費用について紹介していきます。

赤ちゃんの性別はいつ頃判明する?

赤ちゃんの性別は、実は精子と卵子が受精した時点で決まっています。

ただし、受精卵の段階では性別を調べることはできないのです。

ここでは、赤ちゃんの性別が判明する時期やその仕組み・調べる方法・注意点について説明していきましょう。

男の子と女の子で時期は異なる

男の子か女の子かを判別するには外性器の形で判定を行いますが、男の子と女の子では成長の過程が異なるため、判断できる時期が異なります。

妊娠10週くらいになれば男女の違いが出てきますが、まだわかりにくい状態です。

一般的に男の子はピーナッツのような睾丸の形が、女の子は木の葉のような外陰が確認できるかで判断しますが、角度によってはわかりにくい状態です。

妊娠14週~18週週目くらいになると陰嚢が確認できるようになるため、陰嚢が確認できると男の子の可能性があると判断されるようになります。

女の子は17週〜18週目あたりになると外陰部が鮮明にわかるようになります。

赤ちゃんの性別を決めるのは「精子」

赤ちゃんの性別は「精子」によって決定します。

私たちの体は細胞内の染色体、男女共通する22種類の「常染色体」と性を決定する「性染色体」からなっています。

この「性染色体」にはX染色体とY染色体があり、男性はXY、女性はXXの組み合わせです。

卵子は全てがX染色体であるため、Y染色体を持っている精子が受精するとXYで男の子に、X染色体を持った精子が受精するとXXで女の子になるのです。

性別を教えてくれるのは病院次第

妊婦健診のエコー検査では、妊婦さんの体や赤ちゃんの発育状況をチェックする目的のためにおこなうものであり、性別を確認するというものではありません。

検診の途中で、たまたま性別がわかった際には教えてくれる場合もありますが、必ずしも教えてもらえるというわけではないことを覚えておきましょう。

教えてくれるかどうかは病院や先生の方針となりますが、事前に知りたいか知りたくないかは相談しておくと良いでしょう。

判定は100%ではない

妊婦検診の時の超音波検査(エコー検査)によって赤ちゃんの様子を見る際に、外性器の違いによって赤ちゃんが男の子か女の子かの判断ができる場合があります。

しかし、この判定は100%ではありません。

一般的に、妊婦健診時のエコー検査は性別を判定するために行われるものではない、ということを覚えておきましょう。

検診の際に外性器の違いで性別がわかる場合もありますが、胎児の位置や体勢によって外性器が見えない場合も多いのです。

また、へその緒や指などと見間違えてしまうというケースもあるため、判定は100%ではないということも覚えておきましょう。

赤ちゃんの性別診断テスト

赤ちゃんの性別がわかる性別診断テストにはいくつかの種類があります。

ここではそれぞれの特徴や方法、また費用などについて説明していきます。

エコー(超音波検査)

エコー(超音波検査)とは、お腹に超音波を当てて跳ね返ってきたデータにより胎児の体を映像化し、性別を判断する方法です。超音波検査には2D・3D・4Dといくつかの種類があります。

この検査は妊婦健診の際に行われ、その際に胎児の外性器から性別が判断できた場合に、希望があれば性別を教えてもらうことができます。

超音波検査による性別判断は、あくまでも妊婦健診の一貫のため、妊婦検診費用以外の特別な費用は必要ありません。

クアトロテスト

クアトロテストという検査をご存知ですか?

聞きなれないテストですが、妊婦さんが妊娠中におこなうことのできる任意検査です。

クアトロテストとは

クアトロテストとは血液中の構成物の計測により、確率の検査を行うスクリーニング検査(可能性の高い人を選別して確率を出す方法)です。

妊婦さんの年齢を基本値とし、赤ちゃんが対象の疾病であった時の数値を加算して計算を行います。

要するに、年齢だけではなく妊婦さんそれぞれの数値を算出することが可能となるため、その検査結果は「高く信用できる」というものです。

これで出た数値と目安となる数値を比較し、目安より低い場合には陰性、高い場合には陽性となります。

クアトロテストの方法

クアトロテストの検査方法は、妊婦さんから血液を採取し、血中のAFP・HCG・uE3・InhibinAという成分を計測します。

これらは妊娠中の赤ちゃんや胎盤が作られる成分で、この構成物の数値は赤ちゃんの成長に合わせて変動します。

対象疾病であることでも変化するため、この値に妊婦さんのステータスなどを加算し赤ちゃんの疾病の確率を計算するというものです。

年齢を重ねている妊婦さんほど検査結果の確率が上昇するという傾向があります。

クアトロテストの精度

クアトロテストは可能性の高い方を選別して確率を出すスクリーニング検査です。

ダウン症の的中率は87%、開放性神経管奇形の的中率は83%でエドワーズ症候群の的中率は77%となっています。

これらの疾病に関して確定診断ではありませんが、高い数値を示しており、信ぴょう性の高い検査結果が出ています。

NIPT(新型出生前診断)

NIPT(新型出生前診断)とは、妊婦さんの血中に存在する胎児由来のDNA断片を採取し、胎児の染色体異常を調べるというものです。

母体からの採血のみで行うため、少ない負担で胎児の染色体異常を調べることができます。

非確定診断ではありますが、陰性的中率が非常に高いというのが特徴です。

また、オプションとして性別判定を行うことも可能です。NIPTによる性別判定は非常に精度が高く、また血液検査のみで行うため流産のリスクも伴いません。

妊娠10週目という早い段階で検査を受けることができます。

羊水検査

羊水検査とはあらかじめ胎児や胎盤の正確な位置を確認した上で、お腹に細い針を刺し、子宮から直接採取した羊水を調べる検査です。

これにより、染色体異常や性別を判別することができます。

羊水検査では羊水を採取するため、「羊水の量」により妊娠15週〜18週で検査を行うことが可能です。

この検査では、ほぼ100%に近い確率で胎児の性別を判別可能です。費用は保険適応外で全額自己負担となり、概ね10万円〜20万円程度となります。幅があるため、事前に医療機関に確認すると良いでしょう。

絨毛検査

絨毛検査とは超音波画像に基づいて、お腹に針を刺すか膣内カテーテルを用い、妊娠早期の胎盤の一部である絨毛を採取して行います。

この絨毛により、胎児の染色体を顕微鏡で確認し染色体異常や性別を検査します。

絨毛検査は妊娠11週目〜14週目で検査が可能となり、ほぼ100%の確率で胎児の性別を判別することが可能です。

絨毛検査の費用は保険適応外のため全額自己負担となり、10万円〜20万円とされています。

入院が必要な場合には検査費用以外に入院費用も必要となるため、事前に確認を行いましょう。

性別を先に知るメリット

お腹が大きくなってくるにつれ、胎児の性別が気になってくるという方も多いと思いますが、妊婦健診や様々な方法で妊娠中に性別を知ることができます。

生まれるまで知りたくないという方もいますが、ここでは事前に性別が分かっていることのメリットについて説明しましょう。

出産までに必要なアイテムを揃えられる

事前に性別が分かっていると、出産までに必要なアイテムを揃えておくことができます。

出産後に赤ちゃんのものを揃えるのは大変なので、動ける間にできるだけのものは揃えておきたいものです。

新生児の間は性別で使い分けるものは少ないかもしれませんが、イメージに合うカラーを揃えたりモチーフを選んだりすることができます。

また、おもちゃや部屋のインテリア、小物なども性別によってイメージしやすくなります。

名前を考えられる

妊娠中に性別がわかることで、事前に名前を考えることができます。

出生届を出す期限もあるため、慌てることなく余裕を持ってしっかりと準備ができるのもメリットです。

生まれてくる赤ちゃんの名前を考えるのは幸せな時間であり、一生使用する名前ですから意味を込めた名前をじっくりと考えたいものです。

赤ちゃんの顔を見て決める場合でも、性別が分かっていればいくつかの候補を挙げておくことができますし、名前が決まっていれば、妊娠中から声かけを行うこともできます。

育児のイメージが付きやすい

育児のイメージがつきやすいというのもメリットです。

どのようなお稽古をさせたいか、また将来どのような子になるのかなど、妊娠期間中にゆっくりとイメージしておくことは育児を行う上でも大切です。

男女で育て方に違いはありませんが、上に兄弟姉妹がいる場合には子供部屋の作り方や遊び方などのイメージも行いやすいでしょう。

赤ちゃんの性別にまつわるジンクス

検診やテストによって赤ちゃんの性別を知ることはできますが、それ以外にも性別を予想できる「ジンクス」があります。

待望の赤ちゃんの性別を予想する時間は幸せなひと時です。

ここでは、性別にまつわるジンクスについて紹介しましょう。

お腹の出方

妊婦さんのお腹の膨らみ方で性別を判断するジンクスがあります。

お腹が前に突き出し後ろから見るとお腹の膨らみがわからない場合には男の子、横に広がり後ろから見ても膨らんでいるのがわかるような形だと女の子だと言われています。

お母さんの顔つき

お母さんの顔つきが変わるというジンクスもあります。

妊娠中のお母さんの顔つきが険しくなると男の子だと言われており、逆に優しい穏やかな顔つきになると女の子だと言われています。

つわりの症状

お母さんのつわりの症状によっても性別が予想できるというジンクスがあります。

男の子より女の子の方がつわりが重いとされています。

ただ、逆に「男の子はつわりがきつい」というジンクスもあるようです。

食べ物の好みの変化

妊娠やつわりにより食の好みが変化します。

この変化によって男の子か女の子かがわかるというジンクスでは、酸っぱいものや辛いものが好きになると男の子、甘いものが好きになると女の子だそうです。

胎動

胎動にまつわるジンクスもあります。

激しく動くと男の子で、穏やかな動きだと女の子だと言われています。

男の子は激しくキックをするなど動きが活発で、女の子は寝返りのようなグニュっとした動きだったというエピソードもジンクスの1つと言えるでしょう。

まとめ

男の子でも女の子でも健康で元気に生まれてきてくれることが一番ですが、事前に赤ちゃんの性別が知りたい場合には、先生に相談してみましょう。

性別がどちらでも愛情を注いであげるのが何よりも大切なことです。

参考文献

・国立研究開発法人 科学技術振興機構-性別サインの認知 Gender Sign Recognition