/ 妊娠したかも?/

着床完了のサインとは?症状が出るタイミング、注意すべきことについて解説!

妊娠を計画している方は、わずかな体調の変化にも敏感になっているのではないでしょうか。

「妊娠したかも!」「生理がきたみたい」といった風に、一喜一憂することも多いでしょう。

もし着床が完了していれば、何らかのサインがあるかもしれません。

着床完了の時期やサインを事前に把握しておけば、慌てず落ち着いて対応できるでしょう。

この記事では、着床完了のサインや、その後に気をつけてほしいことを解説していきます。

着床完了とは妊娠成立のこと                        

受精卵の着床が無事に完了すると、妊娠成立になります。

精子と卵子が出会って結合したときに、妊娠するイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はまだ先です。

着床の意味や時期を理解すると、はやい段階から始まる体調の変化にも納得できるでしょう。 

着床とは?         

精子と卵子が結合してできた受精卵が、子宮の内膜にもぐり込むことを、着床といいます。

着床が完了するには、少し時間がかかります。

ゆっくりともぐり込みながら、着床を終えなければなりません。

そうして着床が完了すれば、妊娠成立となります。

着床が完了する時期          

受精卵は、1週間ほどの時間かけて子宮にたどりつき、着床します。

そこからさらに5日ほどかけて、着床が完了する仕組みです。

受精した日から着床完了までは、およそ12日間かかります。

週数でいうと、妊娠4週目ごろになるため、生理開始予定日と重なってしまう場合が多いでしょう。

何らかの妊娠のサインがあっても、生理と勘違いして気が付かない方がいるのは、同じような時期だからです。

               

妊娠検査薬が使える時期

妊娠への期待から、はやく妊娠検査薬を使って、結果を知りたくなる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし使うタイミングを間違うと、正しい結果が出ない場合があるため、注意しましょう。

市販されている妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後が目安となります。

着床完了したと思われるサインがあったとしても、正確な判断のためには生理からおよそ1週間は待つようにしましょう。

着床完了のサインとなる症状5つ

着床から着床完了の時期では、まだ検査薬が反応しないため、妊娠を確認できません。

しかし、妊娠超初期症状と呼ばれる、いくつかのサインが出ることもあります。

生理予定日の1週間前から現れるため「妊娠を確信する方」や「生理と間違える方」など、妊婦さんによって反応もまちまちです。 

着床出血がある 

着床時に起こりやすい症状のひとつが、着床出血です。

生理の予定日とほぼ同じ時期の出血であるため、がっかりする方もいらっしゃるでしょう。

ただし、生理の出血とは色や量、期間が異なります。

薄いピンクや茶色い少量の出血が1〜2日間ある場合には、着床出血を疑ってもよいでしょう。

着床痛がある

着床出血と同じような時期に、着床痛と呼ばれる痛みがある方もいらっしゃいます。

着床痛は医学的な証明があるわけではありませんが、実際に症状がある妊婦さんも多いようです。

痛みは、少しチクっとする程度の軽いものから、ズキンとした激痛までさまざまです。

おりものの状態が変わる

妊娠が成立すると、おりものの状態が変化します。

これは膣の酸性レベルが変化するためです。

普段透明だったおりものは、乳白色や黄色っぽい色などに変化し、量も増えます。

妊婦さんによっては、サラサラした水のようなおりものが多く出る方もいらっしゃいます。

症状には個人差が大きく、生理前の症状と区別が付きにくいのが特徴です。

高温が続く 

基礎体温は、生理が来るとぐっと下がって低温になります。

しかし、着床が完了すると、低温期が訪れずに高温が維持されます。

日常的に基礎体温を測っている方は、高温期が続くために、妊娠に気が付きやすいかもしれません。

平熱より0.5度程度高い日が続くので、熱っぽく感じる方もいらっしゃいます。

風邪のような症状がある

基礎体温の高温期が続く理由である女性ホルモン「プロゲステロン」の影響により、風邪のような症状が出ることがあります。

主な症状は、眠気やだるさ、微熱や寒気です。

また、喉がイガイガするといった症状が見られる場合もあります。

つまり着床が完了する時期に風邪っぽい症状がある方は、妊娠が成立したサインの可能性もあるということです。

着床完了後に気をつけること5つ

着床が完了する時期以降は、喫煙や薬の服用などに気をつける必要があります。

妊娠のサインとなる自覚症状がある方や、妊娠を計画している方などは、着床している可能性があるため特に注意しましょう。

喫煙    

妊娠中の喫煙には、下記のようにいくつものリスクがあります。

  • 流産を起こしやすい
  • 早産を起こしやすい
  • 低出生体重児になりやすい

喫煙は、赤ちゃんや妊婦さんにとって悪影響を及ぼします。

少しでも妊娠している可能性があるなら、喫煙は控えましょう。

また、妊婦さん本人だけでなく、周囲の喫煙にも注意が必要です。

近くでタバコを吸わないよう、家族やまわりの方に協力してもらうようにしましょう。

飲酒

妊娠中の飲酒は、赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があります。

少しでも妊娠の可能性がある場合には、アルコールの摂取は控えましょう。

もし妊娠に気づかずアルコールを飲んでしまったとしても、心配しすぎる必要はありません。

妊娠超初期では、直ちに赤ちゃんに悪影響があるわけではないからです。

ただし、絶対に安全とも言いきれないため、着床が完了する時期からは、禁酒することをおすすめします。

カフェイン接種

妊娠すると眠気や体のだるさを感じやすいため、カフェインを含む飲み物が飲みたくなる場合もあるでしょう。

しかしカフェインが含まれている飲み物は、量に注意してください。

たとえば、コーヒーや紅茶、緑茶などは1日1〜2杯程度であれば影響はないとされています。

そのため、もっとたくさん飲みたい方には、ノンカフェインのものがおすすめです。

カフェインを過剰摂取すると、おなかの赤ちゃんの成長に影響を及ぼしてしまう可能性があるため注意しましょう。

薬の服用

妊娠中には、薬の服用に注意しなければなりません。

特に妊娠初期は、赤ちゃんの脳や心臓といった、主な器官が形成される大事な時期です。

基本的にドラッグストアなどで市販されているものの多くは、妊娠中に服用しても問題ないものが多いとされていますが、中には添付文書で妊婦さんには投与しないよう記載しているものなどもあります。

妊娠の可能性がある方は、体調不良だからといって安易に市販薬などを飲まないようにしましょう。

また、持病があり普段から服用している薬であっても、必ず医師に相談してください。

激しい運動

着床完了後でも、無理に安静に過ごす必要はありません。

ストレッチやウォーキング、軽い運動は、心にも体にも良い影響があるでしょう。

ただし、過度に激しい運動は危険です。

たとえば、短距離走や筋トレなどの無酸素運動は控えるようにしましょう。

また、体が激しく接触する団体競技などにも注意しなければなりません。

着床完了後の性交渉とは?                                                              

着床が完了する前後の時期には、性交渉を控えるようにしましょう。

排卵してから1週間前後に性交渉の回数が増えると、妊娠率が低下する可能性があります。

また着床完了後にも、感染症などのリスクがあります。

妊娠が成立すると、さまざまな体調不良が引き起こされると考えられるため、無理はしないようにしましょう。

まとめ                                       

着床完了は、妊娠の成立をあらわします。

妊婦さんによっては、着床が完了すると体調に変化が出る方もいらっしゃいますが、症状や感じ方には個人差があります。

もし、着床したと思われるなんらかのサインがあったときには、喫煙や飲酒などに注意すると良いでしょう。

薬の服用が必要な場合には、産婦人科を受診して、医師に相談するようにしてください。