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妊娠4週とは? 妊娠初期に入った妊婦さんの身体の変化と胎児の成長、注意すべきことは?

妊娠4週目に入る妊婦さんのなかには、これまでとは違うような体の変化を感じる方もいらっしゃるでしょう。 

熱っぽい日が続いたり、眠気やだるさが気になったりと、さまざまな症状が見られる方もいます。

妊娠4週目とは、赤ちゃんがすくすく成長し早い方は母体に変化を感じながらも、まだ妊娠検査薬で陽性が出ない時期です。 

しかし、陽性が出なくても赤ちゃんが成長しているからこそ気をつけなければいけないことがあります。

 具体的に妊娠4週目とはいつなのか、妊婦さんが注意すべきことや、母体の体の変化について解説します。

この記事の内容から当てはまる項目をチェックして、妊娠の可能性がありそうかを確認してみましょう。

妊娠4週目とは

妊娠4週目とは、妊娠初期の時期を指します。

妊娠4週目の赤ちゃんはどんな状態か、そもそもいつから数えて妊娠4週目なのか、基本を押さえていきましょう。

妊娠4週目は赤ちゃんはまだ胎芽の時期

妊娠4週目の赤ちゃんはまだ胎芽の時期です。

胎芽とは赤ちゃんが「胎児」になる前の段階のことであり、胎芽の時期になると、赤ちゃんの器官が作られ始めます。

正常な受精卵は胚へと育ち、そのなかには外胚葉・中胚葉・内胚葉という3つ層に分かれて細胞の集団が作られ始めているのです。

外胚葉は皮膚や脳などの神経系、内胚葉は肺や膀胱、消化器官である胃や腸、そして中胚葉では心臓や筋肉、血管などの重要な器官がそれぞれ作られます。

これらが妊娠4週目から妊娠8週目までに徐々に作られ、胎児となるのです。

妊娠4週目とはいつから数えて4週目なのか

よく「妊娠4週目」というような表現を耳にするかもしれませんが、実際にはいつから数えて4週目なのでしょうか。

一般的に妊娠週数の最初の日は、最後の月経の開始された日となります。

この日は「妊娠0週0日」です。

もちろん、この日に赤ちゃんがお腹にいる訳ではなく、単に月経が遅れていただけで妊娠していなかった場合には妊娠の週数には数えません。

妊娠が確定したときには、最後の月経の開始日を起算日とするということを覚えておきましょう。

妊娠4週目に感じる母体の変化とは

妊娠4週目になると体の変化があらわれ始め、早い方は自分の体の変化に気づき始めます。

妊娠4週目は赤ちゃんの成長の時期であり、細胞も発達している時期です。

生理前に起こるPMSと似ているともされる、妊娠4週目に感じる母体の変化について解説します。

妊娠初期症状があらわれはじめる

妊娠初期症状が起こるタイミングは人それぞれですが、特に妊娠初期症状を自覚する妊婦さんが多いのは妊娠5週目ごろと言われています。

しかし、妊娠4週目でも「もしかしたら妊娠では?」と感じる妊婦さんは少なくありません。

実際には体のなかでは妊娠初期症状が起こっていて、胸の張りや倦怠感、熱っぽさ、眠気、肌荒れという自覚症状がある方もいます。

このような症状はPMSとよく似ているため生理前と勘違いしやすいですが、妊娠の可能性も視野に入れておいた方が良いでしょう。

排卵前から体温が0.3~0.5℃ほど高くなる

妊娠4週目は着床が完了してちょうど1週間が経過したころです。

この時期には、排卵前より体温が0.3~0.5℃ほど高くなっています。

普段から基礎体温を記録していない妊婦さんはそこで気づくことはないかもしれませんが、妊活を行っていたり健康管理をしていたりして基礎体温をつけている女性は、排卵前から体温が0.3~0.5℃ほど高くなっていたら妊娠を疑ってみてください。

体温は体調を判断するのに重要な役割を担っています。

サラサラしたおりものの量が増える

生理前と症状がよく似ている妊娠初期症状ですが、生理前と妊娠ではおりものが少し違います。

生理前のおりものは、量が減っていくのが通常です。

しかし、妊娠初期ではおりものの量が増え、サラサラした水っぽい質のおりものへと変化します。

おりものがそのように変わるのは生理予定日前後とされていて、それは妊娠4週目くらいの時期にあたります。

妊娠初期は卵巣で分泌されるホルモンであるエストロゲンの分泌量が増えるため、おりものの量が増えるのです。

お腹が引っ張られるような張りを感じる方も

妊娠4週目ではお腹の張りやお腹が引っ張られるような感じがする妊婦さんも多いでしょう。

人によって感じるお腹の違和感の程度はそれぞれです。

痛みがあって心配してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には出血が多くなければあまり心配する必要はありません。

このお腹の張りの原因は、赤ちゃんが成長している証拠でもあります。

子宮周りの筋肉が収縮するなど、妊娠による生理的痛みであることがほとんどです。

妊娠4週目の赤ちゃんの状態

妊娠4週目は妊娠初期ですが、着床1週間の段階では赤ちゃんはすくすくと成長しています。

そのときに母体のなかで起こっている変化について解説します。

超音波検査をすると胎嚢が見えるようになる

妊娠4週目の後半くらいから、超音波検査を受けると胎嚢が見えるようになり、その大きさは7㎜ほどです。

胎嚢というのは、赤ちゃんが入っている部屋のことです。

胎嚢が確認できることで妊娠がわかりますが、病院で検査するのは生理予定日1週間後の妊娠5週目以降が良いでしょう。

胎嚢は、経腟超音波検査で膣から子宮内を観察することで確認できます。

この検査によって、子宮外妊娠をしていないかも同時に確認されるので、早期に危険な状態を発見することが可能です。

発達細胞が急激に増える

発達細胞が急激に増えるのも妊娠4週目の特徴です。

赤ちゃんが成長していくと外肺葉、中胚葉、内胚葉ができ、人間に必要な器官である神経系・骨格・筋肉などが次々に作られていきます。

また、脳を作るために妊娠3週目に出来た神経管の前方が膨らんできて、前脳胞・中脳胞・後脳胞という3つの細胞が形成されるのも妊娠4週目ごろです。

血管や心臓も形成され始めますが、そのなかでも脳の神経細胞は1時間に10万もの細胞が新しく作られます。

妊娠4週目では体の変化に気づかない妊婦さんもいますが、実は母体の中では発達細胞が急激に増えているのです。

妊娠4週目 妊娠初期の薬を服用しても大丈夫?

妊婦さんのなかには持病があり薬を飲み続けている方や、妊娠中に急に風邪をひいて薬を飲まないとつらいと感じる方もいるでしょう。

しかし、薬によっては胎児に影響を与えることもあり、薬を飲むことを悩んでしまう妊婦さんも多いのが現状です。

そのような妊娠初期の妊婦さんが妊娠初期の薬を服用しても大丈夫か、解説します。

妊娠中に薬を飲んでも大丈夫?

一般的に、妊娠中に薬を飲むのは良くないと言われるのは、薬の作用が赤ちゃんに影響を及ぼし、障害を持った子どもが生まれる確率が上がってしまうためとされています。

母体が健康だとしても障害を持った子どもが生まれる確率もゼロではありません。

しかし、妊娠中の不適切な薬の服用はその確率を高めてしまうのです。

しかし薬剤のすべてが胎児に影響をおよぼすわけではありません。

薬のほとんどは、妊婦さんが飲んでも大きな影響はありませんが、かといって自己判断で服用するのは危険です。

薬を妊娠中も飲んで良いか、事前に医師に確認しておきましょう。

そして、持病で定期的に病院に通っている場合は、妊娠したり妊娠の可能性が出たらすぐに医師に相談するようにしてください。

薬服用の週数による赤ちゃんへの影響

ほとんどの薬は飲み続けてもほとんど問題ないとされていますが、薬のなかには赤ちゃんを奇形にしてしまうような危険な薬もあるので自分で判断してはいけません。

そのような薬剤による影響は薬の種類によっても変わりますが、服用した週数によっても違いがあります。

赤ちゃんの体が形成されてからの方が胎児に影響がありそうに思えますが、本当に危険なのは赤ちゃんの体が形成されている途中である妊娠4週目から7週目です。

妊娠4週目未満から16週目以降の赤ちゃんへの影響を知っておきましょう。

妊娠4週未満

妊娠4週未満の時期は、赤ちゃんの器官はまだ形成される前です。

そのため、この時点ではまだ赤ちゃんが奇形になるほど器官が形成されていません。

この時期には妊娠に気づかない方も多く、薬を飲んでしまったことに焦ってしまう方もいるかもしれませんが、あまり気にする必要はありません。

ただし、薬の中には体内に残る期間が長い薬もあり、そのような薬は最も危ない妊娠4週目以降に影響するリスクがあります。

体内に残りやすいとされているのは、エトレチナート・リバビリン・レフルノミドです。

これらを普段から服用している方は注意してください。

妊娠4週~7週

妊娠4週~7週までの期間は「絶対過敏期」と呼ばれています。

なぜなら、この時期は赤ちゃんの重要な器官が作られるからです。

妊娠4週目とはその途上であり、赤ちゃんを奇形にする危険性が高い時期でもあります。

つまり、妊娠4週目とは妊娠が不確定な状態でありながらも、赤ちゃんが薬剤の影響を受けやすいリスクを負っているのです。

普段から持病を持ち処方された薬を服用している方は、妊娠に影響がないかを医師に確認して妊娠したときに代わりとなる薬があるか、対策を聞いておきましょう。

市販薬も説明書をよく読んで、自己判断の服用は避けて医師に確認してから服用するようにしてください。

8週~15週

妊娠7週目までが「絶対過敏期」と呼ばれるのに対し、妊娠8週目~15週目までは「相対過敏期」と呼ばれる時期です。

胎児は心臓など人間の重要な器官が先に形成され、手足や性器などはそれよりも後に作られます。

そして、この妊娠8週~15週目までが手足などを形成する時期です。

この時期は最も危険な時期は過ぎていますが、稀に指の本数が違う奇形児が生まれてしまうこともあるのでまだ注意が必要です。

引き続き、薬を服用するときには注意をしておきましょう。

16週以降

妊娠16週以降は、赤ちゃんの体の器官形成はほとんど終わっていて、胎児を奇形にしてしまう恐れはほとんどなくなります。

しかし、この時期が危険とされている理由はそこではありません。

妊娠16週以降になると胎盤が出来ているため、妊婦さんが飲んだ薬がそれを通して赤ちゃんの体へと入って影響してしまうリスクがあるのです。

そのため、胎児を健康に成長させるために薬の服用で安全と言い切れる時期はないと思っておいた方が良いでしょう。

薬だけではなくサプリメントも危険?

妊娠中に注意しなければいけないものとしてまず薬を思い浮かべる方も多いと思いますが、それだけでなく、足りない栄養素を補うサプリメントにも注意しなければいけません。

妊婦さんが積極的に摂るべきとされている葉酸のほか、足りない栄養素をサプリメントで補おうとする方もいるでしょう。

サプリメントは薬と違って心配はないと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、摂りすぎは胎児に影響を及ぼす可能性は否定できません。

サプリメントも薬と同様に注意し、バランスの良い食生活や生活習慣を心がけましょう。

薬を服用してしまった場合はすぐ医師に相談しましょう

妊娠4週目~7週目の「絶対過敏期」に薬を服用してしまった場合でも問題ない薬の方が多いですが、それでも何も影響がないとは言い切れません。

これは、妊娠4週目からの絶対過敏期はもちろん、妊娠期間中すべてを通して言えることです。

もし、自己判断で薬を飲んでしまったり、薬を飲んでしまった後に妊娠が判明した場合は、すぐに医師に相談しましょう。

妊娠4週目では妊娠が継続出来ていれば大きな問題にならないことが多いですが、今後の薬の飲み方についても確認しておいてください。

妊娠4週目に妊婦さんが注意するべきこと

妊娠4週目に妊婦さんが注意することは薬の飲み方だけではありません。

たとえば、家事や仕事、睡眠、食生活など、日常生活のなかにも注意すべきことはあります。

妊娠4週目の妊婦さんが特に注意したい3つのことについてご紹介します。

アルコールとタバコに注意する

アルコールやタバコは子どもに影響をおよぼす危険性があるため、妊娠判明後は注意しましょう。

アルコールは知的障害や発育障害を持った子どもが生まれる確率を高めます。

これを「胎児性アルコール症候群」と言います。

また、タバコは血管を収縮させることから、低体重児が生まれたり早産のリスクを高めます。

喫煙者が非喫煙者と比較して自然流産をする割合は約2倍とも言われており、健康な子どもが生まれる可能性が低くなるのです。

さらに、アルコールとタバコの両方をやめられない妊婦さんから生まれる子どもは、脳の形成異常を起こす可能性もあるため、妊活を始めたらアルコールとタバコはやめた方が良いでしょう。

感染症に注意してインフルエンザワクチンなどを受ける

妊婦さんは胎児への影響を避け、薬にも注意しなければいけないことから、感染症にかかりやすい状態となっています。

妊婦さんが感染症になってしまうと母体だけでなく、赤ちゃんにも影響がおよぶことが予想されます。

だからこそ、感染症には妊娠前以上に注意を払わなければいけません。

ワクチンの接種は妊婦さんにも受けられるものが多く、推奨されています。

一部のワクチンは妊婦さんが優先して受けられるようにしてあります。

ワクチンを受けるときにはまず主治医に確認し、可能な限りワクチンを接種して感染症にかからないよう対策しましょう。

ストレスや負担をかけないようにする

妊娠初期はつわりもひどく、精神的にもイライラしやすい時期です。

これまで問題なくできていた家事を始めとした日常生活が上手くいかなくなってストレスが溜まりやすくなり、そのストレスが原因で胎児に影響がおよぶことがあります。

妊娠初期は流産しやすい時期でもあるため、身体に負担をかけないことが何よりも大切だということを覚えておきましょう。

日常生活でも負担のかかる家事や仕事を避け、流産の原因となるストレスや負担をかけないように注意しましょう。

まとめ

妊娠4週目とは赤ちゃんの器官が作られ始め、細胞が急激に成長していくときです。

母体も妊娠初期症状が出始めることもありますが、生理前の症状と非常に似ているため、妊娠に気づかない方も少なくありません。

妊娠検査薬ではまだ陽性にならず、妊娠したとは断言できない時期でもあります。

したがって、妊娠4週目で妊娠したかもしれないと思ったら日常生活などで過ごし方に注意して、アルコールやタバコを始めとした妊娠中に良くない習慣は控えるようにしましょう。