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妊娠期間はどれくらい?妊娠週数・出産予定日の計算の仕方をご紹介

妊娠すると、妊娠週数や出産までに何ヶ月かかるのかなど気になるものでしょう。

さらにこれらを知っておくことは、お母さんの体調の変化などを知る上でもとても大切なことです。

最後の生理周期がわかっていれば、自分で簡単に計算できます。

そこで今回は、妊娠期間や妊娠週数、出産予定日の計算の仕方などをご紹介します。

妊娠期間ってなに?

妊娠期間と聞くと、「十月十日」を思い浮かべるかもしれませんが、実際はその通りにはいかないものです。

出産までは、最後の生理の初日から280日(40週0日)とされています。

出産予定日が前後することはよくあることです。

「妊娠何週」「妊娠何ヶ月」の計算方法

妊娠すると「今妊娠何週なのか」「妊娠何ヶ月なのか」が気になりますよね。

妊娠週数の数え方は難しいというイメージもあるかもしれません。

産婦人科を受診すると、生理の最後がいつだったのか聞かれますよね。

「妊娠〇週〇日」とあらわされるのが、妊娠週数です。

最後の生理の初日は妊娠0週0日となり、妊娠週数は、妊娠する前から数えるものなのです。

そのため妊娠していると、生理が来るはずだった頃にはすでに妊娠4週ということです。生理が一週間遅れて妊娠検査薬で検査し陽性反応。その後産婦人科を受診するころには妊娠5~6週ということになります。

そして28日、4週で妊娠1ヶ月とします。そのため9か月を過ぎると妊娠期間になります。出産予定日は280日間後となるのです。

排卵日をもとに計算する「受精後胎齢」

受精後胎齢とは、排卵日をもとに妊娠週数を数えるやり方です。

これは排卵日を妊娠2週0日と考えて計算するため、排卵日がわかっていなければいけません。排卵検査薬や基礎体温を測っており、排卵日が正しい場合のみ有効です。

最後の生理の初日をもとに計算する「月経後胎齢」

月経後胎齢とは、最後の生理初日から数える方法です。

最後の生理初日を妊娠0週1日目にして数えます。

<h4>最後の生理がわからない場合は?

最後の生理初日がいつかわからない場合や、生理周期が不順の方もいらっしゃると思います。そのような場合は計算できないため、まずは産婦人科を受診しましょう。

産婦人科ではエコー検査で、赤ちゃんの大きさなどから妊娠週数がわかります。

出産予定日はいつ?出産予定日がわかる方法

生理周期が28日なら、最後の生理の初日が妊娠0週0日となり、その後280日で出産となるため、280日後が妊娠40週0日となるのです。

超音波検査で出産予定日が確定

出産予定日は、妊娠して間もない頃は、最後の生理周期が不明であったり、生理不順であったりすると最初の予定から変わることも珍しくありません。

そのため妊娠8週〜11週の間に、超音波検査をして胎児の頭からお尻までの長さを計測し、予測します。

そのため妊娠12週頃には確定していることになります。

ネーゲレ概算法

出産予定日の計算の仕方に、ネーゲレ概算法があります。

最後の生理初日がわかっていれば、簡単です。

出産月については、最後の生理が1〜3月の場合は9を足す。

最後の生理が4月以降の場合は3を引く。

出産日については、最後の生理初日に7を足す。

たとえば、3月5日が最後の生理初日の場合は、出産月は3+ 9で12月。出産日は5 + 7で12日となり、出産日は12月12日となります。

人工授精・体外受精での出産予定日

この場合の出産予定日は、採卵した日や、胚移植を行った日を2週目0日として、266日後になります。

分娩週数について

分娩週数は40週で、最後の生理が始まった日から、出産するまでのことを言います。しかしこれはあくまでも目安で、実際は前後にバラけているのです。

分娩週数の実態

分娩週数の実態としては、目安となる40週で出産するケースは全体の20%以下なのです。

2021年6月に、「公益社団法人 日本産婦人科学会 周産期委員会」が出した分娩週数の分布によると、下記のとおりです。

  • 38週:23.3%
  • 39週:22.8%
  • 40週:19.4%
  • 37週:14.1%

正期産とは

37週0日〜41週6日までの出産を正期産や正産期と言います。

このころになると、おなかの赤ちゃんの体は十分に発達しているので、いつでも産まれてくる準備ができています。

早産とは

22週0日〜36週6日までの出産を早産と言います。

子宮に異常があったり、細菌感染などが原因で早産になるといわれています。

また双子の場合も早産になる可能性が高くなります。

予定より早く生まれてしまうと、体の機能や心肺の機能が未熟であったり、体温調節や免疫機能も未発達の場合が多くなります。その状態で生まれてくると、呼吸器などの病気や感染症にかかりやすくなってしまいます。

あらかじめ早産になりそうな兆候があれば、生まれてくる期間をできるだけ伸ばす措置が取られます。

過期産とは

42週0日以降の出産を過期産と言います。この場合は、赤ちゃんが大きくなりすぎてしまい難産になってしまったり、胎盤の機能が低下したり、母子ともに危険があります。

そのため出産を促すために誘発分娩などが行われます。

出産予定日がずれる理由

出産予定日はあくまで目安です。そのためずれるのは至って普通のこと。

「正期産」といわれる、妊娠37週〜41週、出産予定日の3週間前から2週間後までの間であれば問題ありません。

しかし早産や過期産と言われる時期になると、赤ちゃんにトラブルが起こりやすくなります。

早産になりやすい理由

正期産よりも早く産まれてしまう早産。

早産になりやすい理由としては下記の通りです。

  • ストレス
  • 喫煙
  • 子宮の異常
  • 骨盤底筋が弱い
  • 妊娠糖尿病
  • 妊娠高血圧症候群

上記以外にもさまざまな理由が考えられます。

生活習慣を改め、妊婦健診を受診するなど、早産になりやすい原因を極力避けましょう。

過期産になりやすい理由

過期産とは、妊娠42週目以降に出産することを言います。

初産婦や高齢出産の場合は、胎児が通る軟産道という箇所が硬いことが多く、陣痛がなかなか来ないということもあります。

過期産は、妊婦健診をしっかり受診していれば、リスクを下げる適切な措置を受けることができます。

産婦人科はいつ行けばいい?

「妊娠しているかもしれないけど、産婦人科にいつ行けばいいかわからない」という方もいると思います。とくに妊娠初期は、子宮外妊娠など命にかかわる場合もあるため、産婦人科で詳しい検査を受けることがとても重要です。

妊娠かなと思ったら

生理予定日に生理が来ない場合。心当たりがある場合は、まずは妊娠検査薬を使ってみましょう。陽性の場合は、産婦人科を受診して詳しい検査を受ける必要があります。

生理予定日から2週間以上経過すると、赤ちゃんの心拍を確認することができます。

妊婦健診について

妊婦健診は、母子の健康状態を定期的に確認するためのものです。

安心して出産するためにも、定期的に検診を受け、早期発見や適切な治療を受けることが大切なのです。

また妊婦健診では、妊娠や出産、育児に関することを相談することもできます。

妊娠してから出産までに、14回ほどの受診が推奨されています。

まとめ

以上、妊娠週数・出産予定日などについて解説しましたが、妊娠や出産は人それぞれ異なります。

あくまで目安としての数字でもあるので、しっかり産婦人科を受診して、定期的に妊婦健診なども受けるなどして、安心して出産日を迎えられるようにしていきましょう。

参考文献

・日本産科婦人科学会 周産期委員会-日本産科婦人科学会雑誌第73巻第6号

・厚生労働省-妊婦健診Q&A