/ 妊娠したかも?/

着床出血は性行為の何日後?生理と同じタイミング?

妊活中に出血があれば、着床出血かもしれません。

この記事では、性交渉後何日で着床出血があるか、着床出血と生理予定日のタイミング、着床出血と生理出血以外で考えられる出血について詳しく解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

性交渉後から着床まで

はじめに性交渉から何日後に着床するのか、性交渉後から着床までの流れを説明します。

性交から72時間以内に受精

性交渉が行われた後、精子と卵子の受精が起こるのは72時間以内とされています。

これは、精子が女性の体内で生存できる最大期間が約72時間ということからです。

しかし、このタイミングには多少のばらつきがあり、性行為の直後から受精する場合もあれば、数時間から数日後に受精する場合もあります。

また、受精するためには、卵子が排卵期にあり、精子が健康であることも重要です。

タイミングだけでなく、双方の健康状態にも影響されます。

性交から12日頃に着床完了

着床とは、受精卵が母体の子宮内膜に定着することです。

性行為を経て受精した卵子は、約7日間程度かけて子宮まで移動します。

その後、子宮内膜に着床するための準備を始めます。

着床が完了するのは一般的に性行為から約12日後とされています。

しかし、個々の身体の状態や生理周期により、若干の前後が見られることがあります。

着床出血は、性行為後7日〜14日目

着床出血とは、受精卵が子宮の内膜に着床する際に生じる、軽度の出血のことです。一般的には、受精後約7日〜14日後に現れます。性行為後7日間かけて受精卵は着床へ向かい、着床が完了するのが12日頃のため、多少の前後が生じます。症状には、軽度の出血や茶色いおりもの、下腹部痛などがあります。ただし、全ての妊娠に着床出血が伴うわけではありません。

着床出血と生理予定日のタイミング

生理予定日は、通常排卵後14日目です。着床出血は受精後7〜14日目に現れるため、生理予定日と着床出血は、ほぼ同じタイミングになります。

妊娠検査薬の時期

着床出血かもしれないと思っても、確信がないと不安ですよね。本項ではいつから妊娠検査薬が使用可能かを解説します。

妊娠検査薬とは

妊娠検査薬は、女性が妊娠したかどうかを自宅で簡単に調べることができる便利な検査方法です。一般的には、妊娠によって尿内に分泌される「ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)」というホルモンが検査薬に反応することで、妊娠の判定をします。

妊娠検査薬が使える時期

一般的にhCGが分泌され始めるのは受精のおよそ14日後で、この時期が妊娠検査薬の使用にもっとも適しています。早い段階で妊娠検査薬を使っても正確な結果が得られない可能性があるため、月経予定日が過ぎてから使うのが理想的です。

ただし、早期妊娠検査薬は月経予定日当日から使用できます。どの検査薬を用いる場合も適切な時期を守り、必要に応じて医師に相談することが重要です。

病院に行くタイミング

「着床出血かな?」と思っても、すぐに病院に行くべきか迷いますよね。もしかしたら、着床出血ではなく、異常な不正出血かもしれません。ここでは、病院に行くタイミングについて説明します。

性器出血があった場合

月経以外で性器から出血がある場合、異常出血の可能性があります。そのため、性交後や排尿時、または何もしていない時に出血が見られる場合は、医療機関の受診を検討しましょう。

激しくお腹が痛む場合

性器出血に伴い激しくお腹が痛む場合は、卵巣嚢腫の破裂、子宮外妊娠など、緊急を要する可能性のある疾患が考えられます。特に子宮外妊娠は、妊娠初期の女性で見られる緊急のケースです。これらの状態は命に関わることもあるため、出血や強い痛みの症状がある場合は迅速な医療機関の受診が必要となります。

また、妊娠以外の可能性として、盲腸、急性胃腸炎、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の穿孔、虚血性腸症なども考えられます。

着床出血以外で考えられる不正出血の原因

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着床出血の時期でも生理の時期でもないのに出血があると、不安ですよね。着床出血と生理以外で考えられる出血の原因について解説します。

絨毛膜下血腫

絨毛膜下血腫とは、妊娠中に子宮内の胎盤と子宮壁との間に血腫(血液が溜まった腫れ)が形成される状態を指します。これは、胎盤が正常に子宮壁に付着せず、その間に血液が溜まってしまうことにより発生します。主な症状としては、不正出血、腹痛、胎動の減少などがあります。

異所性妊娠(子宮外妊娠)

子宮外妊娠とは、妊娠卵が子宮ではなく、卵管や卵巣、腹腔など体内の異なる部位に着床してしまう状態を指します。子宮外妊娠は、通常の妊娠とは異なり、受精卵の発育が進行すると体に重大なダメージを与える可能性があるため、早期に発見し治療を行うことが重要です。不正出血はその早期警告サインの一つであり、腹痛や吐き気と共に現れることが多いです。

胞状奇胎

胞状奇胎は、受精卵の正常な発育が阻害され組織が癌と同様に異常増殖する一種の妊娠合併症です。典型的な症状としては、妊娠初期に見られる不正出血や、妊娠超過などがあります。

子宮膣部びらん

子宮膣部びらんは、子宮の入口部分にあたる子宮膣部に慢性的な炎症が起こり、粘膜表面が脱落した状態を指します。最も一般的な症状は不正出血で、性行為後や排尿後の出血が特徴的です。その他にも、下腹部痛やおりものの異常、性交時の痛みなどがあります。

子宮頸がん

子宮頸がんは、主に性交渉を通じて感染するウィルス、ヒトパピローマウィルス(HPV)の感染が原因で発症します。初期の段階では自覚症状がないことが多いですが、進行すると不正出血や下腹部痛等の症状が出てくることがあります。

子宮頸管ポリープ

子宮頸管ポリープは、子宮の出口である子宮頸管の内側に成長する良性の肉質の突起です。このポリープがあると、性交後の出血や周期と関係ない不正出血を引き起こすことがあります。その他の症状としては、おりものの増加や腹痛等があります。

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の筋肉層で生じる良性の腫瘍です。特に30歳以上の女性に多く、子宮筋腫が大きくなると、生理周期に関係なく出血が見られることがあります。

卵巣嚢腫の破裂

卵巣嚢腫は、卵巣に液体や半固体の組織が充満した袋状のもので、卵巣の正常な機能を阻害することがあります。卵巣嚢腫は良性のものがほとんどですが、一定の大きさに達したり、物理的な外力が加わったりすると壁が破れることがあります。また、破裂に伴い不正出血や大量の出血が起こる可能性もあります。

まとめ

この記事では、着床出血と生理の違い、性交渉後何日で着床出血があるか、着床出血以外で考えられる不正出血の原因について解説しました。着床出血がある方は稀なので、生理予定日を過ぎても生理がこない場合は、妊娠検査薬を使用しましょう。着床出血でも生理でない時は不正出血が考えられますので、病院で検査を受けることを推奨します。

参考文献

・公益社団法人日本産科婦人科学会 – 不正出血の原因

・日本産科婦人科学会ー産婦人科 診療ガイドライン ―産科編 2020 

・一般社団法人日本生殖医学会 –Q1. 妊娠はどのように成立するのですか?

・鳥取市立病院産ー婦人科救急