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妊娠したらどうする?妊娠検査薬で陽性が出たらやるべきことをご紹介

皆さまの中には、「妊娠検査薬で陽性が出たけど、いつ病院に行けいばいいの?」「妊娠したら、どんな手続きをすればいいの?」と不安に思っている方もいるでしょう。そこで、今回は、このような心配事を持つ方のため、妊娠検査薬で陽性が出た後の手続きや受診するタイミングなどを解説します。

初診に必要なものや受診前にチェックしておくこともわかりやすくまとめておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

妊娠がわかったらどうする?

妊娠したかもしれないと思ったら、多くの方が妊娠検査薬を試すかと思います。では、妊娠検査薬で陽性が出たら何をすべきなのか流れをご紹介していきます。

産婦人科を受診する

妊娠検査薬で陽性が出たからといって、正常に妊娠していることが確定したわけではありません。そのため、妊娠検査薬で陽性が出たら、まずは産婦人科に行き、正常な妊娠であることを確かめる必要があります。

妊娠が確定したら自治体に妊娠届出書を提出する

病院で妊娠していると診断されたら、母子手帳を受け取ります。妊娠が確認できた際に、病院で次の検診時に持ってくるように言われるでしょう。

母子手帳を受け取るには妊娠届出書が必要になります。妊娠届出書は、病院でもらえる場合とご自身で用意しなければならない場合があるため、その確認も忘れないように注意してください。

母子手帳を受け取る

妊娠届出書を提出すると、母子手帳を受け取れるようになります。母子手帳は市町村役所または保健センターで交付されますが、住んでいる自治体によって受け取れる場所が異なるため、役所のWebサイトで確認しましょう。

自治体ごとの助成・支援制度を確認する

母子手帳が交付されると、妊婦検診費の助成、出産育児一時金などのサポートが受けられるほか、自治体ごとに独自の支援制度を用意している場合もあるため、ご自身が住んでいる自治体の支援制度を確認しましょう。

出産する病院を決めておく

里帰りするのか、それとも里帰りせずに出産するのかを家族と話し合い、出産する病院を早めに決めておきましょう。なぜなら、決まった妊娠週数の検診を受けていないと、分娩予約が取れない産院もあるからです。

また、無痛分娩をしたいなどの分娩スタイルの希望も併せて考えておきましょう。

働いている場合は上司に報告しておく

妊娠中はつわりが酷く、仕事を休んだり、突然入院になることも考えられます。妊娠報告は安定期以降と考えている方もいるかもしれませんが、上司には妊娠初期段階で報告しておくと良いでしょう。

受診するタイミング

妊娠検査薬で陽性が出たら、いつ病院に行けばいいのか説明いたします。

受診するタイミング

受診するタイミングは早すぎても遅すぎても良くありません。早すぎると、妊娠を確認するための胎嚢や心拍が確認できないため、もう一度妊娠を確認するために受診する必要があります。

胎嚢が見えて、心拍が確認できるのは、妊娠4週6日を過ぎてからだと言われているため、最後の生理の初日から数えて5週後半~6週前半に行くと良いでしょう。

必要な持ち物

初診で必要な持ち物は、以下のとおりです。

・健康保険証

・お金

・お薬手帳

・生理用ナプキン

健康保険証

妊娠検査は健康保険が適用されないため、自費になります。ただし、妊娠に異常が発覚した場合など、検査が必要になることもあるため、健康保険証は必ず持参していきましょう。

お金

先ほどお話したように、妊娠検査は全額自己負担です。産院や診断内容による検査によっても異なりますが、2万円ほど持っていくと安心でしょう。

お薬手帳

投薬が必要になった場合に確認するため、念のため持って行くのをおすすめします。

生理用ナプキン

内診で出血した際に生理用ナプキンがあると、便利です。必ずしも出血するとは限りませんが、1つ持っていると安心でしょう。

受診する前にチェックしておくこと

受診する前に以下のことをチェックしておきましょう。

・最終月経開始日

・既往歴やアレルギー

・過去の妊娠・分娩回数

最終月経開始日

最終月経開始日は、妊娠週数や正常な妊娠であるかを確認するのに必要な情報です。最終月経開始日が分からないと、現在の妊娠週数が分からず、順調に育っているのか、流産を疑うべきなのかの判断が難しくなります。

また生理不順であるか、そうでないかも重要な情報なので、初診時に伝えましょう。

既往歴やアレルギー

既往歴は妊娠・出産のリスクや治療薬を確認するために必要な情報です。

アレルギーについては、分娩方法を決めたり、発作が起きないように予防するために必要となります。

過去の妊娠・分娩回数

これまでに経験した流産・中絶、妊娠や分娩回数、お産の方法について知らせましょう。

初産と経産婦では、お産の進むスピードや産後の回復など、さまざまな面で違いが見られます。また、過去に帝王切開で出産している場合は、次の出産も帝王切開で生むことになるなど、お産の方法も限られることがあるため、初診時についておきましょう。

妊娠がわかったらやめるべきこと

妊娠中は普段の生活と同じように過ごしていてはいけません。気をつけて過ごさなければ、さまざまなリスクが伴います。妊娠がわかったらやめるべきことは、以下のとおりです。

・飲酒

・喫煙

・カフェインの摂取

・薬の服用

では、それぞれ詳しく解説していきます。

飲酒

アルコールは胎盤を通って赤ちゃんに届き、胎児性アルコール症候群の赤ちゃんが生まれる危険性があります。

胎児性アルコール症候群になると、低体重・低身長などの発達の遅れ、ADHDやうつ病、学習障害などの精神疾患が起こる可能性が高まるため、妊娠がわかったらすぐに禁酒しましょう。

また、お菓子にもお酒が含まれるものがあるため、注意してください。

喫煙

喫煙は胎盤を通して赤ちゃんにもニコチンが届き、早産・流産・低体重を引き起こす可能性が高まるため、妊娠がわかったらすぐに禁煙しましょう。

また、受動喫煙でも同様のリスクがあります。母体自身だけでなく、母体の周りにいる方にも協力してもらいましょう。

カフェインの摂取

妊娠中のカフェイン摂取は、自然流産・低体重のリスクを高めます。カフェインが身体に及ぼす影響には個人差があり、許容量は決まっていませんが、コーヒーやお茶、紅茶を1日に1〜2杯程度にしておきましょう。

薬の服用

妊娠中の薬の服用は、胎児に影響を及ぼす可能性があります。薬を飲む際には、必ず先に医師に相談しましょう。

パートナーがすべきこと

妊娠・出産は女性だけのイベントではありません。パートナーは妊婦さんを支えるためにできることがたくさんあります。パートナーがすべきことは、以下のとおりです。

妊婦の体調を理解する

妊娠中はホルモンバランスの影響により、精神的に不安定になりがちです。パートナーに当たってしまうこともあるかもしれません。妊娠中に起こる辛い症状や不安定な気持ちを理解し、支えてあげましょう。

胎児の知識を身につける

出産したら、母親だけに任せず、積極的に子育てできるように、妊娠中に胎児の知識を身につけておきましょう。妊娠中期には、両親学級や父親学級があるため、出産後の育児について学べます。

初めての出産で戸惑うのは、父親だけでなく、母親も同じです。夫婦で力を合わせて子育てをしていきましょう。

家事を積極的に行う

妊娠中はつわりが辛かったり、おなかが重く、思うように動けなくなることで、家事が億劫になることもあります。それだけでなく、重いものを持ち上げたり、お腹や腰に負担のかかるお風呂掃除は妊婦さんにとって危険な行為なので、積極的に家事を行いましょう。

また、妊婦さんが突然入院する可能性も考えられるため、一通りの家事をできるようにしておくと良いです。

まとめ

妊娠検査薬で陽性が出たら、まず産婦人科を受診しましょう。受診するタイミングは、早すぎても遅すぎてもよくありません。最後の生理の初日から数えて5週後半~6週前半がおすすめです。妊娠したかもしれないと思ったら、飲酒・喫煙・カフェイン摂取・薬の服用には気をつけましょう。

また妊婦さんだけが不安を背負うのではなく、パートナーも妊婦さんの体調を理解し、サポートしてあげてください。