妊娠初期の体型変化や適正体重は?妊娠線とは?体型変化に伴うインナーについてもご紹介
妊娠すると体型が変わっていきます。どのような変化があるのか気になりますよね。
そこで今回は、妊娠初期を中心に、どのように体型が変化するのか、また適正体重はどのくらいなのか解説していきます。体型変化に伴うインナーについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
妊娠初期の体型変化
妊娠初期は体の変化はあまり感じず、徐々に変化が現れてくるようになります。
体の変化があまりないため、妊娠している実感はあまり湧いてこないかもしれません。
妊娠初期とは
それでは、妊娠初期とはどの期間のことを言うのでしょうか。妊娠初期とは、妊娠0週〜13週、妊娠1ヶ月〜4ヶ月のことを言い、つわりが始まる時期でもあります。
お腹の大きさにあまり変化はない
妊娠初期は、お腹の中の赤ちゃんはまだまだ小さいです。そのためお腹の大きさにあまり変化はありません。見た目の変化はあまりありませんが、下腹部が張っているように感じたり、腰が重く感じることがあります。
骨盤が広がる
妊娠すると、お尻が大きくなったと感じることがあるかもしれません。
これは、リラキシンというホルモンの分泌によって、骨盤が広がるため、お尻が大きくなったと感じるのです。
胸が張ったり大きくなる
またお腹の変化だけではなく、胸が張ったり、大きくなったりもします。
妊娠すると女性ホルモンが増えるため、乳腺の発達が促されずっしり重たく感じることも人によってはさまざまですが、症状の一つとして考えられるでしょう。
同じカップ数でも、妊娠前とは形や重さが変わっていきます。
妊娠初期の体型変化に合わせたインナー選び
妊娠初期とは言え、お母さんの体は着々と変化していきます。そのためいつものインナーでは窮屈に感じたり、締め付けてしまうこともあるので、体の変化に合わせたインナー選びは大切です。
お腹を締め付けないよう、マタニティ用ショーツにする
妊娠がわかったら、マタニティ用ショーツに変えることをおすすめします。
つわりは妊娠初期の5〜6週目頃から始まると言われていますが、少しの締め付けでも苦しく感じることもあります。
そのためお腹を締め付けず、伸縮性のあるマタニティ用ショーツを身につけましょう。
お腹や腰を冷やさないように、しっかりカバーすることも大切です。
胸が大きくなるので、マタニティ用ブラジャーにする
マタニティ用ショーツに変えるのと同時に、マタニティ用ブラジャーに変えましょう。
妊娠中は胸も急激に変化していきますが、普通のブラジャーはその変化に対応していません。
そのため窮屈さを感じたり、押さえつけられているような感覚になることもあります。
さらに普段よりも刺激に敏感になります。
そのためマタニティ用ブラで、優しく支えることが重要なのです。
妊娠中期以降の体型変化
妊娠中期は、妊娠14週0日から27週までのことを言います。
この頃になると胎盤が完成し、体型もわかりやすく変化していきます。
妊娠中期の体型変化
妊娠初期に比べ、妊娠中期になるとさらにお腹が大きく、前に突き出すような形になり、その分体重も増えます。
この頃は授乳の準備がはじまり、さらに胸が張ったり、大きくなります。
骨盤は分娩に向けてさらに開き、お尻が大きくなったと実感しやすくなるでしょう。
妊娠線について
このように妊娠中はお母さんの体が急激に変化していきます。お腹が前に前に大きくなることによって、おへそを中心として皮膚も伸びていきます。このことによってお腹に線が入ってしまいます。これを妊娠線と言います。早ければ妊娠中期から現れることもあります。
妊娠線は1度出来てしまうと、完全に治すのがなかなか難しいものです。
そのため早めに予防することが大切です。
妊娠後期の体型変化
妊娠後期は、妊娠28週以降のことを言います。
この頃には妊婦さんらしい体型になり、赤ちゃんも成長しています。
お腹も一段と大きくなり、一目で妊婦さんとわかる体型になります。
お腹の重みで反り身になっていき、腰に負担がかかるようになります。
出産に向けて着々と体が変化し、体重増加や骨盤がさらに開いていきます。
妊娠初期の適正体重
妊娠初期の適正体重はどれくらいでしょうか。妊娠初期は、お腹の大きさにあまり変化はないものの、お腹の中の赤ちゃんが少しずつ大きくなるにつれ、子宮が大きくなったり、羊水の量が増えていくので、体重も少しずつ増えます。
太りすぎてしまったり、痩せすぎてしまったり人それぞれですが、適正体重を意識するようにしましょう。
妊娠中の適正体重とは
妊娠中の適正体重とは、妊娠してから出産するまでの間の体重増加の目安のことを言います。
妊娠中は、太りすぎても痩せすぎても妊娠中や産後にトラブルが起こりやすくなってしまいます。
適正体重は、妊娠前のお母さんの体型によって変わります。
BMI値の計算方法と適正体重
BMIの計算の仕方は次の通りです。
BMI=体重(kg)÷ {身長(m)×身長(m)}
妊娠前のBMI | 体重増加量の目安 |
18.5未満 | 12〜15kg |
18.5以上25未満 | 10〜13kg |
25以上30未満 | 7〜10kg |
30以上 | 個別対応(上限5kgが目安) |
【例】身長160cm、体重55kgの場合
例として、身長160cm、体重が55kgのお母さんの適正BMIを解説していきます。
・BMI=55kg÷(1.6m×1.6m)=21.48
よって妊娠中の適正体重は、10〜13kgとなります。
妊娠してから出産するまでに、65〜68kgまでの増加であれば適正であると言えます。
新型出生前診断(NIPT)は妊娠初期から受けられる
妊娠中は、お腹の赤ちゃんは元気なのか、問題はないのかなどさまざまなことで不安になると思います。そのような不安を解消するために、出生前に検査することができます。
妊娠初期に受けられる検査として、新型出生前診断(NIPT)というものがあります。
新型出生前診断(NIPT)とは
妊娠10週目0日からいつでも検査できる新型出生前診断(NIPT)。
新型出生前診断(NIPT)で分かることは、下記のような染色体異常やその他の染色体疾患、性染色体、微小欠失症などです。
- ダウン症候群(21トリソミー)
- エドワーズ症候群(18トリソミー)
- パトー症候群(13トリソミー)
検査方法は、お母さんの採血です。
羊水検査や絨毛検査などの出生前診断は、流産などのリスクがあります。
しかしこの新型出生前診断(NIPT)は、採血のみなので流産のリスクがなく、安心して検査できます。
まとめ
妊娠初期は、大きな体の変化はないためあまり実感がわかないかもしれません。しかし徐々につわりが始まったり、体も急激に変わっていきます。
事前にどのような体型変化があるのか把握しておき、産後までにどれくらいの体重増加が適正なのか確認しておきましょう。
また体の変化に合わせて、マタニティ用のインナーも合わせてチェックしておきましょう。