産み分けは可能か徹底解説!男の子か女の子を産む確率
皆さんの中には、「できることなら第一子は男の子(女の子)がいい!」「産み分けができる方法があるなら知りたい!」と思っている方が多いのではないでしょうか。そこで今回は、産み分けとは、産み分けは本当にできるのか、その方法について解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
この記事の内容
産み分けとは
産み分けについて、妊娠の成立から性別が確定するまでの経過を用いて、わかりやすく解説します。
妊娠の成立
妊娠の成立は、女性の卵子と男性の精子が結合し、受精が起こることから始まります。女性の排卵日(卵子が卵巣から放出される日)前後に性交渉が行われると、精子が卵管を通って卵子と出会い、受精が可能となります。
受精卵は卵管を通って子宮内膜に移動し、着床が成功すると妊娠の成立です。妊娠の成立には排卵のタイミングや精子の健康、子宮内膜の状態など、さまざまな要素が影響します。
性別が確定するまでの過程
性別の確定は、受精時に始まり出生までの過程で複数の段階を経て形成されます。人間の染色体は23対です。受精時点で精子と卵子が結合し、染色体がペアになります。この時、精子がXまたはY染色体を持っており、卵子がX染色体を持っているため、XXまたはXYの組み合わせができます。XXが女性、XYが男性です。
染色体の組み合わせが確定した後、妊娠中に胎児の性別が明確になる遺伝子やホルモンの働きにより分化が進みます。特に、妊娠7週〜12週の間には分化の主要な過程が行われ、最終的に性別が確定します。
産み分けを行うタイミング
産み分けのタイミングとは、子供を妊娠するための性交渉のタイミングを指します。日本ではシェトルズ法が有名です。
男の子になりやすいタイミング
男児を産む可能性を高めるタイミングは、排卵日当日の性交が望ましいと言われています。Y染色体を持つ精子は、X染色体を持つ精子よりも速く動くものの、同時に弱く生存期間が短いとされています。つまり、排卵日に近い性交を行うことで、Y染色体を持った精子が卵子に届く確率が高まります。
女の子になりやすいタイミング
一部研究では、排卵日より1−2日前の性交で、X染色体を持つ精子が有利になるとされています。これは、X染色体を持つ精子がY染色体を持つ精子よりも生存力が若干高いと言われているためです。Y染色体精子が卵子に到達する前に寿命が尽き、X染色体精子が卵子に到達する確率が高まります。
産み分けが向いていない場合
ここまで産み分けのタイミングについて説明してきましたが、健康上の問題がある場合や確実性を期待する場合など、産み分けが向いていない場合もあります。
不妊症やその他の健康上の問題がある場合
産み分けは通常の妊活をサポートするものですが、不妊症や健康上の問題がある場合はまずその問題を解決することが重要です。
確実性を期待している場合
産み分けは確実性が保証されていません。確実な産み分けの成功を目指している方には、お勧めできません。
日本の産み分けの方法
日本のさまざまな病院や鍼灸で紹介している産み分けの方法をまとめます。
シャトルズ法
Y染色体の精子(男児)がX染色体の精子(女児)より速く、寿命が短いという特徴を利用し、男児を望む場合は排卵日に近いタイミングで、女児を望む場合は排卵日よりも少し前のタイミングで性行為を行います。
O+12(オープラストゥエルブ)法
オーストラリア発祥のタイミング法です。OはOcligation(排卵日)、12は排卵後12日目を指し、排卵から12日目の性交渉で女児を授かるというものです。この方法では、「男性は1週間禁欲の状態にする」、「排卵後8〜20時間以内に性交渉を行う」という条件があります。
パーコール法
精子には「X染色体を持つ精子はY染色体を持つ精子より若干重い」という性質があります。そのため、X精子とY精子を一緒に遠心分離機にかけると、X精子が下に集まりやすいのです。女の子の産み分けには分離して下に集まった精子で、男の子の産み分けには、上に集まった子で人工授精を行います。
ゼリー(ピンクゼリー・グリーンーゼリー)
ピンクゼリー・グリーンゼリーは、性別の産み分けを目指すカップル向けに開発された特殊なゼリーです。膣内の環境を調整することで、女の子を希望する場合はピンクゼリーを、男の子を希望する場合はグリーンゼリーを使用します。膣内が酸性の環境では女の子を産む確率を高めると言われているため、ピンクゼリーは酸性になっています。一方、男の子の方が生存しやすいアルカリ性の環境を作るため、グリーンゼリーはアルカリ性になっています。
性交をおこなう際に、女性の膣内へ産み分けゼリーを注入することで、膣内を酸性かアルカリ性にします。
リンカルの服用
リンカルはリン酸カルシウムのことで、男の子の出産率を高めるために服用する栄養補助食品です。産み分けの方法には古くからいくつかの理論が存在しています。リンカルは、この産み分け方法の一つとして開発されたサプリメントで、特定の栄養素やミネラルが含まれています。
リンカルに含まれる成分は、卵子や精子の染色体に影響し、妊娠しやすい体作りに有効とされています。リンカルの主成分は、カルシウム、マグネシウム、亜鉛等です。これらは、精子や卵子の健康に必要な栄養素です。リンカルは専門医による適切な指導のもとで摂取することが推奨されています。服用の際には必ず産婦人科を受診しましょう。
中国とブラジルの産み分けの方法
中国とブラジルでは、カレンダーを用いて性交渉日を逆算することで産み分けをしているところもあります。ここでは、中国式のチャイカレ、ブラジル式カレンダーの説明をします。
中国式「チャイカレ」
中国式の産み分けカレンダーは、中国の古代から伝わるとされる性別を事前に予測する方法で、母親の年齢と妊娠が始まった月を基に表が作られています。ママの年齢は「数え年」妊娠した月は「太陰太陽暦(旧暦)」で考え、母親の月齢と受胎月を縦横に並べたカレンダーで男女の予測結果を見ることができます。
ブラジル式カレンダー
中国式のカレンダーとの違いは、妊娠した月を「満年齢」で考えることです。ブラジルの出産統計を元に作られています。逆算して欲しい性別の月に性交渉をすることで、男女産み分けられるという方法です。
中国式もブラジル式も、占いのようなもので科学的な裏付けはなく、あくまで古代の信念に基づいたものです。産み分けの参考の一つとして利用するのが良いでしょう。
まとめ
この記事では、産み分けについて、タイミングや方法などを詳しく解説しました。産み分けは、専門家が科学的に立証した方法でも、100%成功するとは限りません。自然妊娠においては50%ずつの確率で男児または女児が生まれることを理解しておくことが大切です。