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つわりって何?いつから始まるの?その時期や種類をご紹介

「つわりって何?」「妊娠したかもしれないけど、つわりっていつから始まるの?」このような心配事を持つ方のために、本記事ではつわりの原因・時期・症状などを解説します。

つわりが始まって妊娠に気付く方も多い一方で、つわりの起こる割合やつわり以外の妊娠初期症状についてもわかりやすくまとめておりますので、是非最後までご覧ください。

つわりって何?

つわりの原因、時期、最初に現れる症状、後期つわりやつわりと赤ちゃんの関係性をご紹介いたします。

つわりとは

つわりとは妊娠初期から始まる妊娠特有の症状です。つわりが始まることで、妊娠に気付く方が多くいます。吐き気や嘔吐、食欲不振といった症状が代表的な症状です。

つわりの原因

現時点では、つわりの原因は医学的に解明されていません。ただし、以下のようなことが原因なのではないかと言われています。

  • ホルモンバランスの変化で自律神経が乱れる
  • 妊娠中のみ産生されるヒト絨毛性ゴナドトロピンが嘔吐中枢を刺激する
  • 精神的なストレス

つわりの最初の症状

つわりの症状には個人差がありますが、以下のような症状が最初にみとめられます。

  • 胃がムカムカする
  • あらゆるにおいが気になる
  • 気分が悪い

後期つわりとは?

後期つわりとは、妊娠後期に起こるつわりのことです。後期つわりには、以下のような症状がみられます。

  • 吐き気
  • おなかが苦しい
  • 消化に時間がかかる

妊娠後期は赤ちゃんの成長とともに子宮が大きくなり、胃や腸が持ち上がり、圧迫されることで上記の症状が起こります。ただし、必ずしもみんなが起こる症状ではありません。

つわりと赤ちゃんの関係性

つわりが起こると、吐き気・嘔吐・食欲不振などから、食事が十分に取れず、赤ちゃんに栄養がいかないのではないか、成長しないのではないかと心配になる方もいるかもしれません。

しかし、つわりが起こる妊娠初期はまだ赤ちゃんが小さく、胎盤も完成していないため、赤ちゃんの成長や発達にはそれほど影響がないと言われています。

また、つわりがないからといって赤ちゃんが成長していないわけではありません。つわりがないと不安に感じる方もいるかもしれませんが、つわりの有無に関係なく、赤ちゃんはおなかの中で成長しています。ただし、急につわりがなくなる場合は、流産の可能性も考えられるため、注意してください。

つわりの時期

つわりが起こる時期について解説いたします。

つわりの時期

妊娠初期と言われる妊娠5週からつわりが始まる方が多いですが、早い場合は生理が遅れているなと感じる頃から、つわりが始まる方もいます。このように、つわりが始まる時期は人によってさまざまです。

つわりの開始時期と同様に、治る時期にも個人差が生じます。早い場合だと妊娠10週ごろから落ち着く方もいますが、先ほどご紹介した後期つわりというものがあるように、妊娠後期までつわりの症状が続く方も少なくありません。

生理予定日からつわりまでの日数

前述したように、つわりの始まる時期には個人差がありますが、早い方だと生理が遅れているなと感じる生理予定日から1〜2日後からつわりが始まります。一般的には生理予定日から1週間が過ぎた妊娠5週頃から始まることが多いです。

性行為後のつわりまでの日数

前述したように、つわりの始まる時期には個人差がありますが、早い方だと性行為から2週間が経過した頃からつわりが始まります。一般的には、性行為か約3週間を過ぎた妊娠5週頃から始まることが多いです。

つわりの種類

一口につわりと言っても種類があり、症状もそれぞれ違っています。つわりの種類は、以下のとおりです。

  • 吐きつわり
  • 食べつわり
  • においつわり
  • 眠りつわり

では、それぞれどんな症状があるのか解説いたします。

吐きつわり

吐きつわりは、以下のような症状が表れます。

  • 胃のムカムカ
  • 常に吐き気が襲う
  • 食べても吐いてしまう
  • 嘔吐

吐きつわりは妊娠初期に多く見られる症状です。常に吐き気が襲い、食欲も湧かないことがあるかもしれません。そんな時には無理して食べる必要はないので、食べられる時に食べられるものを食べましょう。また、脱水症状を起こしやすくなるため、頻繁に水分補給するように心がけてください。

食べつわり

食べつわりは、以下のような症状が表れます。

  • 空腹時に気持ち悪くなる/吐く
  • 常に何か食べたい

空腹になると、気持ちが悪くなるのが特徴で、常に何かを食べている状態になりがちです。妊娠中の著しい体重増加や血糖値の上昇は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病を引き起こす恐れがあるため、注意しなければなりません。

とはいえ、つわりを少しでも軽減させたいと思うのは当然です。食べつわりで常に何か口にしていたい際は、低カロリーなものを小分けにして食べたり、野菜を多く摂るなどの工夫をしましょう。

においつわり

においつわりは、以下のような症状が表れます。

  • においに敏感になる
  • においを嗅ぐと気持ち悪くなる/吐く

妊娠前には気にならなかったにおいが不快に感じたり、気持ち悪くなるのが特徴です。代表例としては、ご飯の炊けるにおいや生魚のにおいがあげられます。不快に感じるにおいには個人差があるため、特定のにおいが発生する場所には行かないことが好ましいです。

しかし、どうしてもできない場合もあるでしょう。そんな時にはマスクをしたり、鼻をハンカチや布で覆うなどして、なるべく特定のにおいを嗅がないように工夫しましょう。

眠りつわり

眠りつわりは、以下のような症状が表れます。

  • 日中も眠くて仕方がない
  • いくら寝ても眠気が取れない
  • 体がだるい

いくら寝ても眠気が取れなかったり、体がだるかったりして、昼夜関係なく常に眠気が襲ってきます。働いている方だと、悩みの種になるかもしれません。強い眠気はつわりの一種であることを職場や家族に理解してもらう必要があります。

また、冷水で顔を洗ったり、体を動かしたりして、なるべく眠気を覚ますように工夫しましょう。

つわりが起こる割合

つわりが起こる割合やない人の特徴をご紹介いたします。

つわりが起こる割合

つわりは約8割の妊婦さんに起こると言われており、約2割の方は妊娠してもつわりの症状が表れないことがあります。

つわりがない方の特徴

つわりがない人の特徴は、医学的には解明されていません。しかし、以下のような説があります。

  • 胃腸が強い
  • 体を鍛えていた
  • 冷え性ではない

ただし、前述したように医学的な根拠はないので、参考程度に考えておくとよいでしょう。

つわりに個人差があるの?

つわりには個人差があります。前述したように、つわりがない方もいれば、ひどい方もおり、つわりによって表れる症状もさまざまです。

つわりかなと思ったら

つわりかなと思う症状がある場合、どんな行動をすれば良いか、受診する目安を説明いたします。

妊娠検査薬で検査

つわりかなと思う症状が表れたら、まずは妊娠検査薬で検査しましょう。妊娠検査薬は生理予定日から1週間後から使用できるものがほとんどで、薬局や通販サイトで購入できます。

産婦人科を受診

妊娠検査薬で陽性反応が出た場合は、産婦人科を受診しましょう。妊娠検査薬で陽性反応が出たからといって、正確な妊娠かどうかは分かりません。それを確かめるためにも産婦人科を受診して調べましょう。

受診する目安

産婦人科を受診する目安は、生理予定日から1週間が経ってからです。もし妊娠していた場合、早く行き過ぎても胎嚢、心拍が確認できず、再び妊娠を確認するために受診しなければなりません。そのため、生理予定日から1週間が経ったら、妊娠検査薬を試し、そこで陽性反応が出たら産婦人科を受診しましょう。

まとめ

つわりは妊娠初期から始まる妊娠特有の症状です。性行為から3週間後・生理予定日から1週間後の妊娠5週ごろから始まる方が多いですが、時期や期間には個人差があります。つわりかなと思い当たる症状があれば、早めに妊娠検査薬で検査したり、産婦人科を受診しましょう。

ただし、妊娠すれば必ずしもつわりが起こるわけではないため、つわりがなくとも妊娠の可能性がある場合は、検査することをおすすめします。